歌舞伎の舞台機構について

歌舞伎には花道や廻り舞台など、江戸時代から受け継がれてきた多くの舞台機構があります。それぞれに意味があり、役者の演技を引き立てて魅力的に魅せるように工夫されていています。スポットライトやスピーカーもない時代から歌舞伎という演劇を効果的に演出してきた歌舞伎の舞台機構について紹介します。

上手、下手と花道

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引用元:http://ohara98jp.exblog.jp/14765417/
舞台向かって右側を上手(かみて)、左側を下手(しもて)とよばれます。現代でいう上座のようなもので劇中、身分の高い人物は上手に、家来などは下手に存在しています。下手から客席を通じて揚幕へとかかる花道という幅約1メートルくらいの道があります。

花道の意味

花道とは劇中の重要人物の出入りの時に使われ、主役の登場シーンなどは花道から舞台に出てくることが多いです。花道は下手舞台から、揚幕と呼ばれるカーテンのようなもので区切られた小さな部屋まで通じています。

花道の中にも特別な場所がある

花道を10等分して7:3の場所の事を「七三(しちさん)」と呼び、花道を通る時はこの七三で止まり、セリフを言ったり見得(みえ)を切ったりなどの演技をします。歌舞伎の演技を大袈裟に魅せるという特色の一つとして、とても特別な意味を持った場所です。

廻り舞台とセリ

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引用元:http://www.kabuki-bito.jp/ginza_kabukiza/lets_kabuki/b_1/index.html

歌舞伎の舞台は中国料理の回転テーブルのような仕掛けがしてあり、舞台を回す事で芝居の進行をスムーズに出来るようになっています。また、舞台には四角く区切られた「セリ」と呼ばれる機構があり、エレベーターのように上下に動くようになっています。セリは主に役者の出入りに使われ、セリから登場する事を「セリ上げ」とよばれます。セリの下部分のことを「奈落」と呼び、「奈落の底に落ちる」などの言葉はここからきています。

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